2026年4月、月へ向かう有人ミッション「アルテミス2(Artemis II)」で、宇宙船オリオンが月の裏側を通過し人類最遠記録を更新したことでも大きな話題となっています。
約50年ぶりとなる人類の月周回ミッションでしが、「どんな宇宙飛行士が選ばれたの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アルテミス2に搭乗した宇宙飛行士4人について、経歴や年齢、国籍などをわかりやすくまとめていきます。
※アルテミス2は、日本時間4月11日に無事地球へ帰還しました。
着水した場所やミッションの結果について簡単にまとめています。
👉アルテミス2号は無事帰還!着水場所やミッション結果まとめ
アルテミス2の宇宙飛行士4人は誰?
アルテミス2の宇宙飛行士は、こちらの4人です。

画像引用:NASA(https://www.nasa.gov/)
アルテミス2のクルーについては2023年にNASAから大々的に発表があったようです。
- リード・ワイズマン 司令官を務めるNASAの宇宙飛行士。
- ビクター・グローバー 月へ向かう宇宙飛行においての有色人種としては初の飛行士。4人
の子供を持つ。 - クリスティーナ・コック 地球の軌道を超えた飛行においては初の女性飛行士。女性の中では
宇宙連続滞在の最長記録保持者。 - ジェレミー・ハンセン カナダ宇宙庁所属のカナダ人。4人しかいないカナダの現役宇宙飛
行士の中の1人。元戦闘機のパイロット。
アルテミス2の宇宙飛行士の経歴・プロフィール
4人の宇宙飛行士のそれぞれのプロフィールは次の通りです。
指揮官 リード・ワイズマンの経歴と実績
1975年11月11日生まれの50歳。海軍で27年間勤務したベテランパイロットであり、奥さんが亡くなった後、2人の子供を育てたシングルファーザー。
2009年6月、3,500人以上の応募者の中から宇宙飛行士候補者として選出。2011年5月に訓練を完了し、正式に宇宙飛行士となったのだそう。
2020年から2年間、NASA宇宙飛行士室長を務めました。
打ち上げ前、ケネディ宇宙センターに到着した際には
「さあ、月へ行こう。国民も世界もずっと待ち望んでいた」
と、意気込みを語っています。
パイロット ビクター・グローバーのプロフィール
1976年4月30日生まれの49歳。アメリカ海軍出身の宇宙飛行士。黒人として初めてISSに長期滞在したパイロットです。
2013年に選ばれたNASA宇宙飛行士候補生8人の中の1人で、2015年に訓練を完了、正式に宇宙飛行士となっています。
2020年11月からの飛行では、滞在中に4回の船外活動をおこない、宇宙遊泳時間は26時間以上。日本人宇宙飛行士の野口聡一さんとも搭乗経験があるのだとか。
女性宇宙飛行士クリスティーナ・コックの経歴
1979年1月29日生まれの47歳。ノースカロライナ州立大学出身。大学では電気工学と物理学の学士号、電気工学の修士号をうける。電気工学では大学院まで行かれたということですね。
2013年に宇宙飛行士候補生に選出後、2015年に訓練完了。
宇宙飛行士になる前は、ゴダード宇宙飛行センターで機器開発をしていたとのことで、宇宙開発におけるパイオニア的な存在といえます。
月周回ミッションで女性が選ばれたのは、彼女が史上初めてです。 このことから今回注目の飛行士と話題になっています。
カナダ人宇宙飛行士ジェレミー・ハンセンとは?
1976年1月27日生まれの50歳。カナダ人の彼は、カナダ王立軍事大学出身。カナダ宇宙庁所属。
5歳の頃、家にあった百科事典のアームストロングが、月面に立つ写真をみたことがきっかけで宇宙飛行士を目指したのだそう。
17歳で民間のパイロット免許を習得してから宇宙飛行士になるまで、カナダ空軍のパイロットとして輝かしいキャリアを積んできたようです。
2009年に宇宙飛行士候補生に選ばれ、2011年に訓練終了。当初は地上と国際宇宙ステーションをつなぐ通信担当として勤務していたとのこと。
英語のほかに、フランス語も話せ、ロシア語の基礎知識があるという語学堪能な一面も持つ。
アルテミス2宇宙船が月の裏側を通過(最新情報)
2026年4月、アルテミスⅡミッションの宇宙船「オリオン」は、月の裏側を通過し、人類史上最も遠い地点に到達したことで大きな注目を集めています。
今回の飛行では、1970年のアポロ13号が記録した距離を更新し、約56年ぶりに新記録を樹立しました。
月の裏側に入った際には、地球との通信が一時的に途絶える場面もあり、ミッションの緊張感とスケールの大きさが改めて注目されています。
この月周回飛行は、今後の有人月面着陸(アルテミス計画)に向けた重要なステップとされており、今回紹介したクルーたちがその歴史的ミッションを担っています。
なお、このミッションに参加しているクルーのプロフィールについては、上記で詳しく紹介しています。
なぜこの4人が選ばれた?選抜理由を解説
今回、史上初となる女性と黒人、カナダ人の宇宙飛行士がえらばれていますが、これは、多様性なバックグラウンドを持つ人々が宇宙探索に参加できるということを世界に示す意味があったのではないかと考えられています。
司令官のリード・ワイズマンに関しては、宇宙滞在の経験が豊富なことと、戦闘機パイロット時代に培った高い操縦能力と、過酷な軍事経験をかわれ抜擢に至ったのではないかといわれています。
また、危険を伴うミッションの遂行にあたって、メンバー間の連携や心理的な相性も考慮して選抜したとされています。
アルテミス2に日本人はいる?
アルテミス2では、日本人パイロットの搭乗はありませんでしたが、今後計画が順調に進めば、アルテミス3以降で、日本人宇宙飛行士が選ばれる可能性があるかもしれません。
トヨタ自動車などが開発する有人月面探査車「ルナ・クルーザー」の提供と引き換えにNASAは、日本人宇宙飛行士の月への着陸機会を確約しているそうなのです。
今後の発表が楽しみですね!
アルテミス2はどんなミッション?
特に今回注目を集めているのが、人類がまだ到達したことがない、月の裏側を通過するという計画。
地球の軌道をでて、月の重力圏へ踏み込み、月の周りを周回するという、人類史上でもっとも遠い飛行となると言われていました。
2028年以降の月面着陸(アルテミス3)にむけた最終試験と位置付けられています。
まとめ
アルテミス2に搭乗した宇宙飛行士4人は、それぞれ異なる強みを持つ精鋭メンバーです。
- 指揮官は経験豊富なベテラン
- パイロットは高い操縦技術を持つ専門家
- 女性宇宙飛行士は歴史的な役割を担う存在
- カナダ人宇宙飛行士は国際協力の象徴
約50年ぶりとなる有人月ミッションとして、今後の動向にも大きな注目が集まりそうです。
※アルテミス2は、日本時間4月11日に無事地球へ帰還しました。
着水した場所やミッションの結果について簡単にまとめています。
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